梅田さん


シリコンバレーにやってきた。
ここに来たのは、いろんな刺激を受け、これからの自分の生き方を考えるきっかけを得たいから。
仕事は忙しく、放っておくと、目の前のことに終われ、あっという間に時間が過ぎていく。ここらで一回楔を打って、将来の方向性を考える機会を得たいなと。

10日間でいろんな人に会い、いろんな会社に見学に行き、いろんな所を見る予定。
会社の同期3人との4人旅。


飛行機を降りて向かうは、サンノゼ
一足先アメリカに来ていた同期と合流し、向かった先はミューズ・アソシエイツ。
「Web進化論」の著者である梅田氏に会いに行った。

初日から、いきなりメインディッシュという感じ。
久しぶりに人と会うのに少し緊張した。


以下にMTGの概要を示す。
◇梅田さんには譲れないものが2つあるとのこと。

  • 自分の名前で仕事をする。
  • 365日24時間、全ての時間の使い方を自分で決める。

◇(梅田さんは)消去法的に人生の選択をしてきた。自分の直感に従い、これは自分に合っていないと思った道を消去し、現在に至る。
◇ITはもうコモディティ化してしまった。これからは、ITだけで成功するのは難しい。IT+αという視点が必要。
◇特定の人達へのサービスを提供する人達が活躍する場はまだ沢山ある。不特定多数の人達へのサービス(GoogleAmazon)などのサービスは出尽くした感があり、今後の伸びは期待できない。
◇時代の波をうまく掴めば、成功することは容易になる。只、時代の波なんて考えずに、自分のやりたいことを貫き続けるという人生も良いと思う。
シリコンバレーに向いているのは、テクノロジーを愛している人か、日本が合わなくて飛び出した人。


僕は将来、社会インフラとなるようなシステムを作りたい。梅田さんが言う所の利用者側の視点に立ったシステムを作りたい。
結論としては、多分シリコンバレーで働くのは僕にとってのベストではない。むしろ活動範囲がグローバルなITコンサルタント会社に行くのが良いんだと思う。
利用者側に立った視点の強化ということで、ビジネスの勉強をもっとしたいと思った。勿論技術が基盤という軸は持ちつつ。

最後に自分にとって、譲れないものって何だろうって考えてみる。
それはずばり、「成長」だと思う。昔から、他人と較べてどうということではなく、成長ということに興味を抱いてきた。成長した後に見える景色の素晴らしさに、昔から(多分ある時期から)中毒になっている感がある。
その刺激を常に追い求めているというのが僕な気がする。
その感覚を追い求めることを放棄する人生は多分選べない。