信じるか、信じないかしかない

「信じるか、信じないかしかない」
ロバート・レロイ・リップレイ


どんなに自信満々な人でも「次」の一回がどうなるかは、確率論でしかない。
確かに「次」やること(起こること)が決まっていて、その結果、あるいはそれに対する対処法に自信があるのなら、自信はある程度妥当なものなのかもしれない。

でも、例えそうだとしても、「次」起こることが確実にわかるわけではない。
自分を信じる、人を信じる、明日を信じるというレベルから、電車が時刻表通りに来る、目覚まし時計がちゃんと鳴るといったレベルまで万事そうだと思う。

でも、本当に大事なのは、客観的な事実がどうなるかではない。
自分がどういう人生を選択しているか、自分の人生をどう定義していくかということが本当は大事なんだと思う。
そういう意味では信じるということは、自分の人生を積み上げていく上で必要不可欠なもの。
「次」へのリスクから防御線を張って、「信じる」ことを避けるのは、自分の人生を放棄しているとまでは言わないけれど、受動的な気がする。
少なくても自分のことは信じていたいと思う。